こんにちは。ようこそこのブログへ。リックです。 日本からのEメールの初めに、必ずこの一文か、それのバリエーションがありますよね。お世話になっているかどうかは問題ではなく、これが挨拶です。ビジネスレターの最初も、拝啓、貴社ますますご清祥のことと存じます、とあって、これも「貴社」が、たとえ破産寸前(笑)の会社だったとしても書きます。挨拶です。 いつも大変お世話になっております、に近い英語の表現として、 Thank you for your continued support. (引き続きご援助を頂きありがとうございます。) というのがあります。でも、英語では、これはEメールの最初ではなく、何かを頼んでその後に書きます。 一方「拝啓、貴社ますますご清祥のことと存じます」に近い英語の表現はありません。僕達が翻訳するときも無視します。例えばこれを、I consider that your company must be doing better and better. と訳したら、うまくいっている会社なら "Thank you." でそれ以上読んでくれないかもしれないし、"That's none of your business. (あなたの知ったことではありません。)" と返ってくるかも知れません。でも、英語にないので、英語から日本語に翻訳する時は、そのない部分を加えることもあります。 ということで、英語のEメールを書く時は、短い挨拶、Hi や、Dear で始めて、すぐ本題に入っていいのです。 Dear John, や Hi Hiromi, のようにです。そして、 I need a list of delinquent accounts for this month. (今月の請求未納者のリストが必要です。) I would appreciate it if could send it by Friday. (金曜日までに送って頂けると大変嬉しく思います。) と書いて、例の、 Thank you for you continued support. で書き終えて、 Best regards, (よろしく) や Sincerely, (敬意を込めて) を添えて、自分の名前、 Dick (ディック) や Nancy (ナンシー) と書いて送信です。 出来上がりは、 Dear John, Ì would appreciate it if you could send me a list of delinquent accounts for this month by Friday. Thank you for your continued support. Best regards, Nancy です。
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著者リック・ドナカ, シニア・ライター, ビジネス・IT技術・理系英語専門。 |