冠詞 a, an, the
と
無冠詞
冠詞
冠詞だけは、英語に達者なお客様ほど、皆さん苦労なさっています。学校の文法では、あまり教えない文法項目です。
ネットがあり、今日、調べればほとんどのことがわかります。英語の学習でもネットほど便利なものはありません。しかし、冠詞だけは時と場合によるので、調べても確実な正解が得られません。
存在する名詞にどのような冠詞をつければいいのかを考えるから、正解が出ない
のです。
冠詞を使う鍵は、名詞そのものにあるのです。それは次の第1のルールに書かれています。
ルール その1
冠詞は名詞につく(例外は後で説明)
つまり、名詞が冠詞を決めるのです。
まず、冠詞の一つ、不定冠詞からです。
不定冠詞
ルール その2
不定冠詞 a と an は、単数の加算名詞だけにつく。つまり、可算名詞でないとつかない。ただし、形容詞が不可算名詞についている場合、不定冠詞がつくことが多い
[正] a ball (ball ボールは可算名詞、複数形は balls)
[正] a preference (preference 好みは可算名詞、複数形は preferences)
[誤] a breakfast (breakfast は不可算名詞、複数形なし)
形容詞、例えば、軽い、light が入った場合、
[正] a light breakfast
ルール その3
不定冠詞 an は次に来る語の最初の発音が母音の場合に使う
[正] an egg (egg 卵は可算名詞、複数形 eggs)
[正] an honest person (person 人は可算名詞、複数形 persons)
なぜ h という子音があるのに an なのか、は、h が無音で、o から発音されるから。
[誤] an U.S. company (company 会社は可算名詞、複数形 companies)
なぜ U という母音があるのに an が間違いなのか、は、U はこの場合、yu と発音されて、y は母音ではないから。半母音、y と w は、不定冠詞の場合は、子音と同じ扱い。
[正] a U.S. company