苦情のメールようこそ、このブログへ。リックです。 苦情を言うのが好きで、常に苦情を並べ立てる人もいますが、通常は避けたいと思う行為です。でも、苦情を申し入れないとならない場合があります。 今回は、この避けたい場面で、避けると損をしたり、後々にも影響が出る場合の書き方をお見せします。 1. 何が問題であるか、詳しく述べるところから始めます。年月日、注文番号、関連書類の添付など、とにかく相手とのやり取りが特定できる情報は必須です。
2. 合理的に、自分の立場、視点を書きます。
3. 特定の調整なり、訂正を示唆します。
ひな形は、 Dear Mr. Rogers, The enclosed external hard disk was not what the catalog specification said it to be, so I am returning it. Not only was the specification different, but the color sent to me was not the one I ordered. I am enclosing the catalog page. If you can send me the hard disk described in the color I ordered, please do; otherwise, I would like a full refund. Sincerely, Mary Glenn ロジャーズ様 同封した外付けハードディスクは、カタログのスペックに記載されていたものではないので、返品致します。 スペックが異なっていただけでなく、色も注文したものではありませんでした。 カタログのページを添付致します。記載のハードディスクで私が注文した色があれば、どうぞお送り下さい。なければ、全額の払い戻しをお願いいたします。 敬具 メアリ・グレン ようこそ、この記事へ。リックです。 招待状の書き方や断り方、さらに、断られた時の返答などについては当社のブログに書いたことがあるので、今日は、招待を受け入れる時の書き方について話します。 招待してもらうことは喜ばしいことですので、暖かい感謝の気持ちと、楽しみにしているという期待を表現します。 書き出しは、 I shall be happy to accept ... 喜んで~へのご招待お受けします。 や I would be happy to accept ... もいいですね。 この、 happy が、 delighted でも同じことが言えます。また、 I の代わりに、 My husband and I 主人も私も、や、 MY wife and I 家内も私も、と主語を変えてもいいでしょう。 accept の後には、 your invitation ご招待を、お受けさせていただきます、など、が使えます。accept の代わりに、 attend 出席します、や、 participate in ~ に、参加させていただきます、も使えます。 招待を受ける旨を伝えた後は、 It was thoughtful of you to invite me to ... ~に私を招待してくれたお気持ちに感謝します。 Thank you so much for thinking of me. 私のことを忘れずにおいで下さりありがとうございます。 Thank you for your invitation to ... ~へのご招待ありがとうございます。 がよく使われる例です。 to ... のところは、 to the event イベントへ、to your wedding ceremony あなたの結婚式に、 to your wedding party あなたの披露宴に、 to your birthday party あなたの誕生日パーティーに、 to your Christmas party あなたのクリスマスパーティーに、など、色々変えて使えます。 そして、続けて、 We look forward to seeing you again. 再びお目にかかれることが楽しみです。 We always enjoy a seasonal celebration. 四季折々の祝い事は、いつも楽しいものです。 It will be a pleasure to meet the committee members. 委員会の面々にお目にかかれることを嬉しく思います。 You can count on my being there. 必ず行きます。 のような表現を入れるといいですよ。 ここまでのいろいろな表現の音声は次にありますので、聞いてみてください。 ひな形は、 Dear Mr. Sanders, Thank you for the invitation to speak at the volunteer committee meeting. You suggested reviewing last year's successful volunteer-led projects. I think that is a great idea. I plan to emphasize the positive aspects and suggest how you can build upon the techniques that worked to strengthen this year's projects. I will be at your meeting place a little before 7:00 p.m. on Friday, November 17. I am happy to do what I can to help your activities. Sincerely, Ron Thompson サンダース様 奉仕委員会の会議で、私に講演をとのご招待をいただきありがとうございます。奉仕委員が進行に当たった昨年のプロジェクトがうまくいったことを評価しては、というご提案をいただきました。とてもいい考えだと思います。良いところを強調し、今年のプロジェクトを強化するため、そのうまくいったやり方をもとにした方法をご提案したいと考えています。 11月17日金曜日の午後7時少し前に、会場に伺います。 サンダース様の活動を私にできることで手助けできることをうれしく思っています。 敬具 ロン・トンプソン ビジネス・プロフェッショナルの方必見! コミュニケーションスキルを強化し、ビジネスライティングをマスターしたいとお思いではありませんか?良くおいでくださいました。当社のライティング専門家が腕によりをかけて、ライティング上達のお手伝いをさせていただきますので、会社でも一目置かれるライティングが可能になります。競争力のあるスキルを身につけるこの機会をお見逃しなく!以下のボタンを押して、今直ぐ始めませんか。初回無料です。 ビジネスでも、社交文を書く機会が多いプロの方必見! ビジネスでも、個人名で出すような社交文のライティングに卓越したいと思われている方は、群を抜いて優秀さが際立つライティングの指導を当社の腕利きスタッフがお手伝いさせていただきます。以下のボタンから、初回無料で練習出来ます。ぜひ今直ぐご利用ください。お待ちしております。 こんにちは。ようこそこのブログへ。リックです。 日本からのEメールの初めに、必ずこの一文か、それのバリエーションがありますよね。お世話になっているかどうかは問題ではなく、これが挨拶です。ビジネスレターの最初も、拝啓、貴社ますますご清祥のことと存じます、とあって、これも「貴社」が、たとえ破産寸前(笑)の会社だったとしても書きます。挨拶です。 いつも大変お世話になっております、に近い英語の表現として、 Thank you for your continued support. (引き続きご援助を頂きありがとうございます。) というのがあります。でも、英語では、これはEメールの最初ではなく、何かを頼んでその後に書きます。 一方「拝啓、貴社ますますご清祥のことと存じます」に近い英語の表現はありません。僕達が翻訳するときも無視します。例えばこれを、I consider that your company must be doing better and better. と訳したら、うまくいっている会社なら "Thank you." でそれ以上読んでくれないかもしれないし、"That's none of your business. (あなたの知ったことではありません。)" と返ってくるかも知れません。でも、英語にないので、英語から日本語に翻訳する時は、そのない部分を加えることもあります。 ということで、英語のEメールを書く時は、短い挨拶、Hi や、Dear で始めて、すぐ本題に入っていいのです。 Dear John, や Hi Hiromi, のようにです。そして、 I need a list of delinquent accounts for this month. (今月の請求未納者のリストが必要です。) I would appreciate it if could send it by Friday. (金曜日までに送って頂けると大変嬉しく思います。) と書いて、例の、 Thank you for you continued support. で書き終えて、 Best regards, (よろしく) や Sincerely, (敬意を込めて) を添えて、自分の名前、 Dick (ディック) や Nancy (ナンシー) と書いて送信です。 出来上がりは、 Dear John, Ì would appreciate it if you could send me a list of delinquent accounts for this month by Friday. Thank you for your continued support. Best regards, Nancy です。
伝えたいことを先に、簡潔に、そして感謝を忘れずに、です。 ビジネス・ライティングの無料お試しは、↓ のボタンから。 |
著者リック・ドナカ, シニア・ライター, ビジネス・IT技術・理系英語専門。 アダモービスの新刊
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